また、部屋に誰かがいた
彼女に再会できたのは、それから3カ月ほど経った頃。僕の職場の短期アルバイトとして出会ったときは驚いたけど、嬉しかった。
何度か僕のほうから誘って食事に行くようになって、次第に親しくなれて僕は有頂天だった。
それに、その頃から彼女が僕に打ち解けてくれたのか、頻繁に出るようになった訛りがとても可愛いと思った。
バレンタインの時期に一緒に食事したときに、ちょうどその話題になり、
「チョコレート貰ったんけ?」
と彼女に尋ねられた僕は
「うん一応。職場とか取引先とか…義理チョコばっかやけどな」
「男の人はいいなぁ…チョコ貰えて。アタシ、甘いもの大好き!特にチョコレートには目がないっちゃ!」
そんな彼女に…なんとか恋人同士になれないかと下心いっぱいだった僕はダメ元で言った。
「どうせ僕は甘いもん食べないし、好きなの食べてええから今度、うちに来ない?」
内心、ドキドキしながら思い切って言った僕の言葉に彼女は笑顔で答えてくれた。
「いいの?やったぁ!」
溶けちゃわないように冷蔵庫に入れてあった10個ほどのチョコレート全てを、その後3回ほど僕の部屋に遊びに来た彼女が食べてしまった。
それからもテレビのコマーシャルとかを見て、
「これ美味しそー!」
と彼女が言ったチョコレートは必ず買っておいて、部屋には常にチョコレートがたくさんある状態に。
僕は彼女が僕の部屋に来てくれることが嬉しかった。
そして、その年にかなり降り積もった雪もすっかり溶けてしまい、暖かな春が訪れた頃には僕と彼女はこの部屋で一緒に暮らすようになっていた。
何度か僕のほうから誘って食事に行くようになって、次第に親しくなれて僕は有頂天だった。
それに、その頃から彼女が僕に打ち解けてくれたのか、頻繁に出るようになった訛りがとても可愛いと思った。
バレンタインの時期に一緒に食事したときに、ちょうどその話題になり、
「チョコレート貰ったんけ?」
と彼女に尋ねられた僕は
「うん一応。職場とか取引先とか…義理チョコばっかやけどな」
「男の人はいいなぁ…チョコ貰えて。アタシ、甘いもの大好き!特にチョコレートには目がないっちゃ!」
そんな彼女に…なんとか恋人同士になれないかと下心いっぱいだった僕はダメ元で言った。
「どうせ僕は甘いもん食べないし、好きなの食べてええから今度、うちに来ない?」
内心、ドキドキしながら思い切って言った僕の言葉に彼女は笑顔で答えてくれた。
「いいの?やったぁ!」
溶けちゃわないように冷蔵庫に入れてあった10個ほどのチョコレート全てを、その後3回ほど僕の部屋に遊びに来た彼女が食べてしまった。
それからもテレビのコマーシャルとかを見て、
「これ美味しそー!」
と彼女が言ったチョコレートは必ず買っておいて、部屋には常にチョコレートがたくさんある状態に。
僕は彼女が僕の部屋に来てくれることが嬉しかった。
そして、その年にかなり降り積もった雪もすっかり溶けてしまい、暖かな春が訪れた頃には僕と彼女はこの部屋で一緒に暮らすようになっていた。