キミと恋に落ちる可能性


それから、よく行った中学校の近くのアイスクリーム屋さん、二人で行った夏祭りのあった神社、下校時によく寄った公園に行った。


「ここもよく来たよな」

「そうだねー。夏ですごい暑かったのに二人で話し込んでさ!」

「そうそう!」

楽しかったな…あの頃。

亮君は目を細めて懐かしそうに遊具で遊ぶ子どもたちを見つめた。


あたしも子どもたちの方に目を向けると、何だか懐かしさを感じた。

亮君との思い出っていうよりは…そう、昔あたしが遊んでいたような…。


まあ、ここはあたしの家から近いから遊んでいても無理ないんだけど。


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