キミと恋に落ちる可能性
あたしのした仕事がみんなを楽しませることができた。
大変だったけど、その成果が得られて言葉に表すことが出来ないくらいの達成感が込み上げてきた。
「あれ、これ…。『副会長と書記の衣装が可愛かった』だって!」
佳乃先輩は余程嬉しいのか、顔をほころばせて騒いでいる。
「は?華乃ちゃんはまだしも佳乃が可愛いって言われてるの理解出来ねえんだけど!」
「なによ、翔太。実際そう思ってくれた人がいたってことじゃない」
佳乃先輩が勝ち誇った顔をすると、翔太先輩とのいつもの言い合いが始まった。
この二人すごく仲良いよな。
ほら、喧嘩するほど仲が良いっていうし。