『今は平和過ぎて…』
夕暮れが近付いている。
もうそろそろ、夜になるだろう。
夜に光は使えないこのご時世、妻のハル子は夕食の準備をしていた。
――夕食と言っても、水に近いおじやにサツマイモをとかしたような、物。
だが、、貧しい家の私からすれば、充分なご飯だ。
直に準備も終わるだろう。
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