縁〜サイダーと5円玉と君の靴ひも〜
ぶりっ子ちゃんの本性
放課後はまたちょんまげ探しに勤しむ。
あれだけ目立てばすぐ見つかると思っていたのに…
どこを見ても、見つからない。
この校内にいるはずなのに、どうして会えないんだろう。
私のテンションも下がってきたところで…
「今日はもう帰ろう」
自分に言い聞かせた。
もしかしたらまたスポーツセンターにいるかもしれない。
高まる期待で、また胸が高鳴る。
急いで靴を履き替えて学校を出た。
門を出て駅まで8分ほど歩く。
琥珀は自転車で通っている。自転車でも通える距離ではある…近道をすればの話だけど。
ただ、その道がけっこう細い道や坂道もあって私が持ち合わす運動神経では無理なのだ。
在花は家から一番近い徒歩7分の女子校に通っている。
「通うの面倒くさくなって学校辞めちゃったらいけないからね」
と、いう理由だ。
在花にとっては賢明な判断だと、私は思う。
あれだけ目立てばすぐ見つかると思っていたのに…
どこを見ても、見つからない。
この校内にいるはずなのに、どうして会えないんだろう。
私のテンションも下がってきたところで…
「今日はもう帰ろう」
自分に言い聞かせた。
もしかしたらまたスポーツセンターにいるかもしれない。
高まる期待で、また胸が高鳴る。
急いで靴を履き替えて学校を出た。
門を出て駅まで8分ほど歩く。
琥珀は自転車で通っている。自転車でも通える距離ではある…近道をすればの話だけど。
ただ、その道がけっこう細い道や坂道もあって私が持ち合わす運動神経では無理なのだ。
在花は家から一番近い徒歩7分の女子校に通っている。
「通うの面倒くさくなって学校辞めちゃったらいけないからね」
と、いう理由だ。
在花にとっては賢明な判断だと、私は思う。