縁〜サイダーと5円玉と君の靴ひも〜
私は自分の気持ちしか見えてなかったんだ。
罪悪感で顔を覆った。
私はとても愚かだった。
受け取れなかったとしても、加瀬君の気持ちは尊いものに違いないのに。
ちゃんと向き合って、加瀬君に誠実であることが大事だった。
なかったことにして知らなかったことにするなんて、本当に最低だった。
私のこの愚かな行動が加瀬君を必要以上に傷つけてしまったんだ。
「断るなら、きっぱりと。その人が前に進めるように答えてあげることが思いやりだと、私は思ってます」
穏やかななかにも、しっかりとした芯が見える、莉葉ちゃんのまっすぐな瞳に私も、まっすぐでありたいと思った。
莉葉ちゃんはまっすぐで強い子なのだ。
今まで、琥珀にふりまわされてる気弱な子とばかり思っていたけど。
大間違いだったみたい。
思わず、申し訳なさそうに、
「本当に、うちのばかでいいの?莉葉ちゃんならいくらでもいい人いると思うよ?」
莉葉ちゃんに聞いてしまう私。
莉葉ちゃんは笑って、
「私は、琥珀がいいんです。強引で俺様なところもあるけど、いつだって私のためを思ってくれるから。小さいころからずっと琥珀のことだけ見てきましたから」
胸を張って言ってくれて、姉の私までなんだか幸せな気分。
「莉葉ちゃん…ありがとう!将来の妹よ!」
また涙が出ちゃったけど、これは違う涙。
心がうれしくて震えた。
罪悪感で顔を覆った。
私はとても愚かだった。
受け取れなかったとしても、加瀬君の気持ちは尊いものに違いないのに。
ちゃんと向き合って、加瀬君に誠実であることが大事だった。
なかったことにして知らなかったことにするなんて、本当に最低だった。
私のこの愚かな行動が加瀬君を必要以上に傷つけてしまったんだ。
「断るなら、きっぱりと。その人が前に進めるように答えてあげることが思いやりだと、私は思ってます」
穏やかななかにも、しっかりとした芯が見える、莉葉ちゃんのまっすぐな瞳に私も、まっすぐでありたいと思った。
莉葉ちゃんはまっすぐで強い子なのだ。
今まで、琥珀にふりまわされてる気弱な子とばかり思っていたけど。
大間違いだったみたい。
思わず、申し訳なさそうに、
「本当に、うちのばかでいいの?莉葉ちゃんならいくらでもいい人いると思うよ?」
莉葉ちゃんに聞いてしまう私。
莉葉ちゃんは笑って、
「私は、琥珀がいいんです。強引で俺様なところもあるけど、いつだって私のためを思ってくれるから。小さいころからずっと琥珀のことだけ見てきましたから」
胸を張って言ってくれて、姉の私までなんだか幸せな気分。
「莉葉ちゃん…ありがとう!将来の妹よ!」
また涙が出ちゃったけど、これは違う涙。
心がうれしくて震えた。