ハイドアンド・シーク<自己解釈>【短編】

距離

……あの出来事で、私と親友……心美(ここみ)の間に距離ができてしまった。

友達が一人もいない私は、教室では空気のような存在。


いてもいなくても同じ。


だから最近、私は図書室に来ている。

その方が、私にとっても、クラスの皆にとっても効率が良い。

授業には参加するけど、休み時間は図書室で時間を潰す。


そんな日が続いていた。
< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop