アナタの過ち
信号待ちの度にキスしてくる。
私に、性器を、握らせようとしてくる。
胸を触る。下も触る。
どんなに私が嫌がっても、竜也はやめようとはしなかった。
かれこれ1時間以上は経っている。
もう嫌だ。
しつこい。
面倒臭い。
とりあえずこの空間から抜け出したい。
『あ!ご飯食べに行きましょうよ!ほら、あそこ!』
早く解放されたくて、そこにあったファミレスを指差しながら咄嗟に出た言葉だった。
「わ、わかったよ」
達也は驚きながらも私の言葉を受け入れた。