アナタの過ち



達也は感じてるみたいだ。

なんとなく触って、なんとなくやった。

でも苦しい。疲れる。
気持ち悪い。


「そう…そこ……」

『はぁっ…』

「おい!やめんなよ!」

そう言って、疲れて苦しくて顔を上げた私の頭を押さえ込んだ。

苦しい! 吐きそう!!!

私の頭を掴んで動く。



苦しい苦しい苦しい苦しい。

死ぬ。


胃液が逆流してきそう。


早く終わって。


そう思いながら、苦しさを必死で耐えた。






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