アナタの過ち



「俺疲れたから寝る」

『わかった。おやすみ』

「うん」

そして智也は眠りについた。

狭い一つのベットの中、私の隣で。


背中に体温が伝わる。
焦燥感に襲われる。

私はまたヤってしまった。

その上避妊してない。


産もうと言われたのは、確かに少し嬉しかった。

でもそれよりも『どうしよう』という気持ちの方が勝っていた。

それが頭の中でぐるぐると廻って、なかなか寝付けない。

無責任過ぎる自分に吐き気がした。



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