アナタの過ち


そして、言葉の恐ろしさを知った。

上靴に書かれた数々の言葉。
ボキャブラリーが少ない分同じ言葉が何個も並ぶ。


そんな中でも、最初は仲間に入れて欲しくて自分から皆に近付いた。

でも。
「ゆうなちゃんは入っちゃだめ!」
「あっちいって!」

私に降りかかる言葉たち。


永嶋悠奈はいらない。



それが現実となり、見えない刃物は容赦なく私を突き刺した。






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