アナタの過ち
お泊まりはなんの問題もなく順調だった。
葵ちゃんも、幼稚園の時とは違って一緒に遊んでくれた。
久しぶりに楽しかった。
ご飯もおいしかった。
でもその夜。
『危ないよ!』
「大丈夫だよ!」
さっきから逆立ちして遊ぶ葵ちゃんを止める私。
『転んだらいたいよ!』
やめようよ、危ないよ。
「平気だよ!次はできるから見てて!」
そう言って、葵ちゃんが床に手をつき足を上げた瞬間。
大きな音と共に、天井からぶら下がる電気が割れた。