アナタの過ち


『あおいちゃん!』

私は葵ちゃんに駆け寄り、言葉をかけた。

『大丈夫!?』

何も答えない葵ちゃん。
どうやら、怪我はしてないようだった。

その瞬間。

「あんた達何してるの!!」

勢いよくドアを開けた葵ちゃんのお母さんの表情は、床の上に散らばる電気を見て固まった。

時間が止まった気がした。

胸騒ぎがした。


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