アナタの過ち


「何して遊んでたの?」

「…」

『…』

沈黙。


私は勇気を出して真実を伝えた。

『あおいちゃんが逆立ちして!そしたら足にひもがひっかかって落っこちてきたの!』

「…」

「…」

でも2人からの反応はなかった。


その後私達2人は部屋の隅に追いやられ、あおいちゃんのお母さんは黙々と割れた電気を片付けた。


そんな風に、お泊まりは終わった。

胸騒ぎは収まらなかった。


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