アナタの過ち
私が4歳になる年。
妹が産まれた。
その頃にはもうイジメも無くなっていた。
お泊まりの誤解も解けた。
卒園し、小学校へ入学する頃には私もまた笑っていた。
でも、それはきっと子供だから。
大人はそう簡単ではなかった。
表面上の作り笑い。
1度壊れた関係の修復など、親友でもない限りきっと難しいんだろう。
修復する大きな理由も、親友でもない限りきっと感じないのだろう。
それにお母さんの性格上、余計に難しかったのかもしれない。
見かねたお父さんは、私が小学校2年生にあがる頃引越しを決意した。
学区内だから転校する事はないけど近所の人と顔を合わせる事も減るだろう。
だけど、遅過ぎた。