アナタの過ち


「だから、今からご飯食べに行こうよ」

その言葉に出た私の答えは。

『お金無いし…』

いや、そこじゃないでしょ。
自分で突っ込みたくなった。

「そんなのおじさん払うから」

まぁ、そうでしょうけど。

『帰る』

そう言って、私が背を向けようとした時。

「ご飯だけでいい!余分にお金もあげる」


私の足が止まった。


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