アナタの過ち
なんてね。
そうは言っても、彼らが必要としてるのは”私”ではなく”女”だ。
それぐらい分かる。
別に私じゃなくてもいい。
ただ、そこら中にいる”女”の中から、偶然選ばれた。
たったそれだけの、ちっぽけな現実に私はしがみついていた。
バカ丸出しだ。
そしてなぜかその頃、20歳前後と30代以上を別物として扱っていた。
30代以上はもちろん、金銭面である。
20歳前後は慎重に進めた。
だから、彼らとはメールだけの関係で次に会う事はほとんどなかった。
危険度なんて一緒なのにね。
そうやっておじさん達からはお金を貰い、同年代とはほぼメールでやりとりをする毎日。
そんな中、ある男の子と会う約束をした。
その子と会うのはナンパの時以来。
鈴木亮。
2つ上の高校1年生。
だけど学校はほぼ行ってない。
まぁ、世間から見たらちょっとした不良なのかな?
彼らは女だったら中学生でもいいのか。
単純に関心した。