アナタの過ち



「あの。ゆうな様…の…舐めたいんですけど…」

『どこですんの。うちは実家だから無理だよ』

「わかってます。漫喫とかラブホでどうですか?」

『いいけど、お金は全部払ってね』

「もちろんです」


そのやり取りの数日後。


「ホテルでいいですか?」

車を走らせていた。

『うん。でも私道とかわかんないから自分で探して』

「わかりました」

適当に走って、私達はやっと見つけたボロそうなホテルに入った。

座ってブーツを脱ごうとした私。

「自分やります」

男は私の靴を丁寧に脱がせていく。

部屋に入り、ベットに腰掛ける。

「あの…舐めさせて下さい…」

無心で下着を脱いだ。

ベッドの上で私の足の間に顔をうずめ、必死に舐める男。

体は反応しても、心は何も感じない。

あの時みたいに、気持ち悪いとか嫌とか。




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