アナタの過ち



私が煙草を吸い終わり、携帯をいじってると、男が口を開いた。

「あの…お願いがあるんですけど…」

『何』

見向きもせず答える。

「これを…持ってきたんです」

男が出したソレは…。

いわゆる、張型にバンドを付け女の腰に固定できるようにした物。

『私にどうしろっていうの?』

「これを…ゆうな様につけて欲しいんです」

それぐらいわかるけど。

『…いーよ』

私はベッドに移動してソレを付けた。

「…舐めていいですか?」

『うん』

ペロペロと舐め始め、くわえる男。

「はぁ…はぁ…おいしいです…」

理解し難い光景だった。



「あの…自分に入れて下さぃ…」

そう言うと、物欲しそうな顔を私に向けている。

『本気?』

「頑張ります…」

男はなにやら準備をして、私に向けた。

『やるよ。広げて』

「はぃ…恥ずかしい…」

そんな言葉も無視して、私は男の中にゆっくり入れてあげた。

「い、痛いです…」

『1回やめるよ』

「はぃ…」

『無理だよ、こんなの入れるなんて。経験あるの?』

「無いです…でも頑張るんで、もう1回お願いします…」

私は、ため息をつきながらもう一度試みる。

「ダメです…やっぱり痛いです…」

『当たり前でしょ』

「…でもやってほしくて…」

『無理無理。今回は諦めなよ』

「はぃ…」

『それより私もう帰りたいんだけど』




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