アナタの過ち
過剰な愛情
普通の恋愛、いつか私も出来るかな。
ふとした瞬間に考える。
こんな事ばかりしていても、表面上は真面目な永嶋悠奈で通ってる。
だから、偽りの私を見てくれる人なんて自慢じゃないけど沢山いた。
それに何故か、高校生になると中学の同級生からの連絡が増えた。
小林明人。
彼も例によって、私の連絡先を人づてに聞いた1人である。
なんで今更?
そう思うけど、私が中学で携帯持ってるなんて皆知らなかっただろうし考えもしなかっただけだな、と勝手に自分の中で納得する。
でも、彼には引っ掛かる部分がある。
この男は、私の親友の塚本菜月が好き。
何を考えてるのかわからない。
私となっちゃんが仲良いのは知ってるはずなのに。
でも、考えるだけ無駄だという結論に至りいつも通り対応する事にした。