アイボリー~少しだけあなたにふれてもいいですか?
15章 たどり着いた場所
美鈴はよくわからない地図の書かれたメモを逆さにしてみたり、真横にしてみたり、今いる場所と見くらべてみたりした。
とにかくまっすぐっていうことしかわからない。
レストランの名前はわかってるから、近くまで行けばなんとかなるかな。
中心街に向かってゆっくりと歩き始めた。
一艘の船が船着き場に着いたのが見える。
これが最後の便だろうな。
美鈴は時間的にそう思った。
数名がぱらぱらと船から町に降り立っていく。
皆どんな思いでこの町にたどりついたんだろう。
私みたいな気持ちで来た人もいるんだろうか。
最後にゆっくりと出てきた男性の服を見て、一瞬息を呑んだ。
あのシャツ。
アイボリーのシャツ。
私が拓海に選んだシャツと同じだ。
遠くてよく顔が見えない。
でも、でも?
まさか、まさかだよね?
美鈴の足は速まっていく、船着き場に向かって。
とにかくまっすぐっていうことしかわからない。
レストランの名前はわかってるから、近くまで行けばなんとかなるかな。
中心街に向かってゆっくりと歩き始めた。
一艘の船が船着き場に着いたのが見える。
これが最後の便だろうな。
美鈴は時間的にそう思った。
数名がぱらぱらと船から町に降り立っていく。
皆どんな思いでこの町にたどりついたんだろう。
私みたいな気持ちで来た人もいるんだろうか。
最後にゆっくりと出てきた男性の服を見て、一瞬息を呑んだ。
あのシャツ。
アイボリーのシャツ。
私が拓海に選んだシャツと同じだ。
遠くてよく顔が見えない。
でも、でも?
まさか、まさかだよね?
美鈴の足は速まっていく、船着き場に向かって。