アイボリー~少しだけあなたにふれてもいいですか?
奏汰には毎回彼氏出来たかと聞かれているが、よくよく考えたら美鈴は高校の時以来彼氏がいたことがなかった。
そんなことは美鈴にとっては大したことではないけれど、しょっちゅう彼氏ができたり別れたりしている薫をそばで見ていると、自分は相当モテない人間だなぁとは痛感している。
・・・数より質よ。
美鈴はそう思うようにしていた。
時には薫のことが羨ましくもあったけど。
駅の時計を見ると、もう20時だった。
お腹がぐぅと鳴る。
自分のアパートの近所にあるコンビニに寄った。
最近コンビニ弁当ばっかりだなぁと苦笑する。
自炊する女子がモテるんだけどね。
なんとなく今日はお弁当はやめて、カップ麺とおにぎりを二つ買う。
コンビニを出て、ふとスマホを見たら何件か電話がかかっていた。
夜の電話はいつも不安になる。
昔、父が倒れた時も祖父が入院したときも夜の電話だった。
「誰からだろ?」
胸のざわつきを抑えながら開くと、田中店長からだった。
なんとなく嫌な予感がして、急いで家に帰った。
そんなことは美鈴にとっては大したことではないけれど、しょっちゅう彼氏ができたり別れたりしている薫をそばで見ていると、自分は相当モテない人間だなぁとは痛感している。
・・・数より質よ。
美鈴はそう思うようにしていた。
時には薫のことが羨ましくもあったけど。
駅の時計を見ると、もう20時だった。
お腹がぐぅと鳴る。
自分のアパートの近所にあるコンビニに寄った。
最近コンビニ弁当ばっかりだなぁと苦笑する。
自炊する女子がモテるんだけどね。
なんとなく今日はお弁当はやめて、カップ麺とおにぎりを二つ買う。
コンビニを出て、ふとスマホを見たら何件か電話がかかっていた。
夜の電話はいつも不安になる。
昔、父が倒れた時も祖父が入院したときも夜の電話だった。
「誰からだろ?」
胸のざわつきを抑えながら開くと、田中店長からだった。
なんとなく嫌な予感がして、急いで家に帰った。