あいつ等なんか恐くない!~キケンなアイドルプロデュース!~
天国のパパとママに代わって、あたしを私立の天ノ音学院にいれてくれたのもあおくんなんだ。
あおくんは海外でお仕事してるから、全然会ったりできないんだけど。
こうやっていつもLINEで連絡取り合ってるんだっ。
そのとき、ピンポーンッ♪とチャイムが聞こえる。
「華だっ」
急いで玄関に出ると、ガチャッと扉を開けた。
「おはよ~いろは!
準備できた~?」
笑顔て手を振っている女の子。
笹木花(ささき はな)。
かわいくてスタイル良し。そのうえ美意識高いから、まるで雑誌のモデルみたい。
あたしの自慢の親友ですっ!
「ごめんっ!
今カバン持ってくるから待ってて!」
「いいよいいよ~。
どうせあおさんに写メとか送ってたんでしょ?
制服、とか言って♪」
「えぇっ!
なんでわかるのっ?」