自殺少女と花見の少年
しばらくすると



「桜子〜ご飯」



と、一階から桜子のお母さんの声が聞こえた。



「下行こ、ご飯食べるよ」



「え、僕の分は無いでしょ」



確かに先ほど お母さんはコンビニにご飯を買いに行った と彼女は言っていたけど、見知らぬ男のご飯など買ってくるわけ無いと思う。



「あるよ。とにかく行くよ。機嫌悪くなったらめんどくさい」

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