自殺少女と花見の少年
「ところで、君、名前は?」



「あ、僕ですか?寿気也って言います。寿に元気の気に也で」



「ふーん、寿気也くんね。これからも桜子をよろしくね。変わってて性格悪いけど」



彼女のお母さんはチラリと彼女を見てそう言った。


彼女は鮭のおにぎりを食べながら冷たく

「そうしたのは誰よ」

と言った。

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