自殺少女と花見の少年
4日目
翌日、いつもの桜の木下へ行くと彼女がいた。
桜はもう幾らか花が散って、綺麗な緑の葉っぱがところどころで顔を出し始めている。
「おはよう」
「・・・おはよ」
「どうしたの?元気ないじゃん」
顔色も悪いし、凄くだるそうな雰囲気だ。
「別にいつも元気じゃないよ。ただ、昨日あまり寝られなかっただけ」
「それならいいけど、あまり無理しないでね」