見えない何かと戦う者たちへ
「そのぉ、これもらっていー?」
男子にも女子にも好かれる
とにかく明るい垣内という男子が弁当の中身を
取ろうとした。
その瞬間
驚くべき速度で垣内の腕をはね飛ばした。
ものすごい形相で
睨んでいる。
「垣内、
その雑菌まみれの手で
人の弁当というまた雑菌だらけのものを
よくつまみとる行為ができるな。
そんなに欲しいなら殺菌液の風呂に
突っ込んでやろーか?」
「うわー
ごめん、ごめん!冗談だって!」
垣内は
結局黙ってソノの前に座った。
ソノも垣内の行動を見て納得したのか
弁当をつつき始めた。
「…はぁ、
それにしても相変わらずよく食うな、垣内」
「そぉか?こんなもんだろ?」
垣内の前には
サンドイッチ3つおにぎり4つ弁当が1つとまだまだ色々乗っている。
垣内は
いわゆる"底なし"というやつで
常時何かを食べ続けている。
「…垣内、
いつも思うんだがその変なパンやおにぎりは
どこに売ってあるんだ?」
「どこって、普通の店だけど…
っておい!変なパンってなんだ!こんなおいしいパンに失礼だぞ!?」
「おいしい?どこがだよ!?
おいしいじゃなくてあやしいの間違いだろ!?
イチゴジャムおにぎりに、みかんゼリーおにぎり
ガムのせパン…これのどこがおいしんだよ!」
「はぁ!?これのどこが美味しくないんだよ!
お前昨日俺があげた特製みそ汁捨てただろ!」
「誰があんなもの食べるか!?
みそ汁にレモン汁、バニラエッセンス、イチゴジャム…なんでお前はいつもイチゴジャム入れんだよ!?」
「…おまっ
イチゴジャムはなんでも合うんだぞ…?」
垣内はいたって真面目な顔で答えた。
そして二人がいる席から
少し離れた席で女子たちが話していた。
「あーあ、またあの二人やってるよ。懲りないね」
「楽しそうだよね~」
「…いけっそのまま押し倒せっ…!」
「「!?」」
「あっいやごめん…」
呆れたように言うのは
相田そのの幼馴染:明日香。
嬉々として言うのは
可愛らしいセミロングの美結。
男子の絡みを喜んでいるのは
ショートの懍。
「懍、相変わらずBL好きだよね」
「でもそーゆ懍ちゃんも好きだよ?」
「美結~。やっぱり可愛すぎ!結婚してください!」
「えーまだ早いよー」
「えっ美結!?性別は?結婚はOKなの?」
今日も
うるさく騒がしい一年A組であった。
男子にも女子にも好かれる
とにかく明るい垣内という男子が弁当の中身を
取ろうとした。
その瞬間
驚くべき速度で垣内の腕をはね飛ばした。
ものすごい形相で
睨んでいる。
「垣内、
その雑菌まみれの手で
人の弁当というまた雑菌だらけのものを
よくつまみとる行為ができるな。
そんなに欲しいなら殺菌液の風呂に
突っ込んでやろーか?」
「うわー
ごめん、ごめん!冗談だって!」
垣内は
結局黙ってソノの前に座った。
ソノも垣内の行動を見て納得したのか
弁当をつつき始めた。
「…はぁ、
それにしても相変わらずよく食うな、垣内」
「そぉか?こんなもんだろ?」
垣内の前には
サンドイッチ3つおにぎり4つ弁当が1つとまだまだ色々乗っている。
垣内は
いわゆる"底なし"というやつで
常時何かを食べ続けている。
「…垣内、
いつも思うんだがその変なパンやおにぎりは
どこに売ってあるんだ?」
「どこって、普通の店だけど…
っておい!変なパンってなんだ!こんなおいしいパンに失礼だぞ!?」
「おいしい?どこがだよ!?
おいしいじゃなくてあやしいの間違いだろ!?
イチゴジャムおにぎりに、みかんゼリーおにぎり
ガムのせパン…これのどこがおいしんだよ!」
「はぁ!?これのどこが美味しくないんだよ!
お前昨日俺があげた特製みそ汁捨てただろ!」
「誰があんなもの食べるか!?
みそ汁にレモン汁、バニラエッセンス、イチゴジャム…なんでお前はいつもイチゴジャム入れんだよ!?」
「…おまっ
イチゴジャムはなんでも合うんだぞ…?」
垣内はいたって真面目な顔で答えた。
そして二人がいる席から
少し離れた席で女子たちが話していた。
「あーあ、またあの二人やってるよ。懲りないね」
「楽しそうだよね~」
「…いけっそのまま押し倒せっ…!」
「「!?」」
「あっいやごめん…」
呆れたように言うのは
相田そのの幼馴染:明日香。
嬉々として言うのは
可愛らしいセミロングの美結。
男子の絡みを喜んでいるのは
ショートの懍。
「懍、相変わらずBL好きだよね」
「でもそーゆ懍ちゃんも好きだよ?」
「美結~。やっぱり可愛すぎ!結婚してください!」
「えーまだ早いよー」
「えっ美結!?性別は?結婚はOKなの?」
今日も
うるさく騒がしい一年A組であった。