見えない何かと戦う者たちへ
かきうちあんどりん
自分たちは
何かしら見えない何かと戦っているんだと思う。
それは毎日毎時間
戦わなければならなかったり
その時期その一瞬一瞬だったり…。
それは本当に人それぞれで
たまたまソノは今がそのときだった。
彼の戦うべき相手は
自分より多くて大きかった。
潔癖症による「菌がいる」という恐怖、
わからない知っているはずの言葉がわからない恐怖、
人と関わることで起きる恐怖…
彼はまだ
戦わなくてはいけない。
まだ完璧ではないぼやけた言葉や
見えない菌と戦い続けなければならない。
もしかしたら
一生人は戦って生きているのかもしれない。
きっと彼は
一生戦って生きていく。
そうしないと
生きていけないし前に進めないと今は思っているからだ。
自分は彼の近くで何ができるのだろうか、
それをそばで考え続けていきたいという願いを持っている。