魔法×秘密

班は席が近いもの同士で固めた班だったので私の班は彩月と伊月くんと星夜くん

私たちは3班だ

良かった、初めましての人ばかりの班だったらどうしようかと思った。


彩月は分からなかったら聞けるし伊月くんは何でも出来そうだし星夜くんは…困った時助けてくれそう…？





「いつきちーー！材料ＧＥＴしてきましたっ！」


「あ、うん。ありがとう、星夜。そこ置いといて」


「了解！」


気のせいか伊月くんの星夜くんに対する態度も何だか冷めてるような…

それに”いつきち”って伊月くんのあだ名？？





「まずは…」

っと伊月くんが教科書を片手に言いかけた時、


「はーい！先生！！出来たよ〜！！」

前の班の子が元気よく手を挙げた。



えぇ？！
また始まってから3分も経ってないよ？


どうやらびっくりしているのは私だけみたいで周りのみんなは黙々と作業に取り組んでいる。


私の様子に気づいたのか向かい合わせに座っている彩月が言った。

「巡は化学だけ飛び抜けておかしいだけだから気にしないで良いよ。」