魔法×秘密
飛び抜けておかしい=すごいってことだよね…!
やっぱりどこにも飛び抜けた才能を持った人っているんだなぁ
なんて感心していると突然横にいた星夜くんが_ガタッっと立ち上がった。
「星夜くん…?」
他にも数名の男子が席を立ち上がり一箇所に向かって歩いて行く。
その真ん中には先ほどの化学が天才な子
「あれ?僕こんなに沢山の人にばら撒いちゃったっけ?」
ネオンピンクの煙が出ているフラスコを2本の指で挟みユラユラと揺らしたながらその子は首を傾げた。
さっきから思ってたんだけどあの子…男の子?女の子?遠くから見ると可愛い女の子に見えるけどさっき”僕”って言ってたし…
「まぁいっか!みんなにちょっとお願いがあるんだ!
あともう1つ薬作りたいんだけど手伝ってくれない?」
「「……」」
「…くれるよね?」
さっきまでの明るい声とは違い可愛い顔に似合わないワントーン低い声。
「「もちろんです!!!巡様!!」