ハナノナミダ
「う、うぅ…ひっくっ」
「秋夜…ちゃん、…」
秋夜ちゃんの泣いている姿は私の胸をぎゅっと痛める。
さっきよりも不安が積もり、涙が溢れそうだ。
「次はあんただよ。さっさとしな」
「……」
もうこうなったら…自棄だ!
我慢するしかない…。
ドキドキとなる心臓の音が、部屋全体に響き渡るぐらい緊張が止まらない。
頭の思考を無にしようと必死になる。
だが必死になれば成る程恐怖が私の身体にじわじわと広がり、何かがはち切れそうなくらい不安だ。
「何モタモタしてんだい!早く股を開きな!」
「は、はい…」
仕方無く私は、股を開き目を閉じる。
同時に…身体にじわじわと激痛が走った。
「っぅ…あ゛!いや、嫌ぁぁぁぁ!!」