ハナノナミダ
「…いつになったら、幸せになれるのかな…」
自分で言った言葉に私は苦笑しながら、近くの公園に向かう。
高校なんて行く気が失せた。
どうせ行ったっていつも一人
良いことなんか無い。
公園に着くと私は真ん中にあるブランコに乗りボーッとしながら、雲ひとつない綺麗な青空を眺めていた。
「…雨でも降ればいーのに」
無表情で暫くそのままでいると、私は目を見開いた。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「っ!?」
真上から奇妙な物体が奇声をあげながら、私に目掛けて落ちようとしている。
「た、助けてぇぇぇぇぇ!!」
「……」
このままでは、絶対自分が怪我をしてしまうと思い急いでその場を離れようとするが…
私が動く前にこの物体は目の前でどてんと落ちた。