激恋＆純恋～二つのからだ～

無理やり脱がされかけた私は、即座に親友に連絡
「聞いて。真祐が日向のこと疑ってきた…。」
「嘘！？何で知ってるの？」
「周りから聞くんだって…焼きもちかな」
「そうでしょ～。でも、勘違いされるのはどうかと思うけど？」
「だよね…誤解といておくね。」
「うん、がんば」
LINEってすぐ相談できて便利だな。
あたしって、弱くてみじめで孤独で…っていう人生を変えたのは真祐だった。
独りで何もすることなくて、意味もないのにうろついてさ、周りに笑われて、いつもこういわれてた。
「あの子、いつも一人だよね。ふっ、ぼっちじゃない？」
聞きあきた、分かってるもん。
どうしても、友達はできなかった。なのに、話しかけてきてくれたのは、橘果林だった。
「ねぇ、あなた誰とお弁当食べるの？」
「え、あ、えと。ひ、一人で、す。」
「じゃあさ、あたしたちと食べない？」
「え、うん！」
果林が話しかけてきてくれたのをきっかけに、仲良くなったし、
周りから驚かれた。
果林は人気者で、可愛いしモテる。だから、話す子も増えた。
「ねぇ、このアニメ好き？」
「あ、うん！知ってるよ！グッズあるよ、持ってこようか？」
「お願い！あたしも持ってくるね！」
自分の好きなことを話せる子も増えた。これは、果林のおかげなんだな…。
真祐と出会ったきっかけは、地味な話から…－