腕の中
もらったオレンジジュースを一口飲む。


「…ッ!!」


手に持ったオレンジ色の液体はほんのり酸っぱくて、ほんのり苦くてなんとも言えない旨みがあって、


とってもとっても美味しかった。


「どうした?そんなに目を見開いて。口に合わなかったか?」


「違うよ。とっても美味しかったの。」


「そうか。晩飯から食っていいみたいだ。今日は寿司を用意した。沢山食えよ?」


「私も…食べていいの?」


今まで親が食べてるご飯を食べたことがない私。


食パンとか、余った白米とかはもらってたけど。
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