10代~突き通した我が儘~


外が暗くなり、
ゆっくりと立ち上がる恭雅。

「璃音に会って来るわ」

クルっと俺らを見て、笑った。

「俺も夢ちゃんにあってこよ!」

単車にまたいで、エンジンをかける。

向かう先は、夢ちゃんの家。


風を切るこの瞬間が好き。

後ろに夢ちゃんを乗せて安全運転する時がもっと好き。
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