10代~突き通した我が儘~
「付き合ってさ、1年以上たつのに、
俺、まだ慣れねぇんだぜ」
照れくさそうに呟く。
「とりあえず、部屋に入ろう?」
俺の部屋に入り、あぐらを組む。
「恭雅、お前純粋だな!」
羨ましいよ、お前が。
「璃音を傷つけるのが怖いんだ」
「俺だって、夢ちゃんが傷つくのは見たくない」
何故か、変な空気になってしまった。
「本当は、璃音傷つくなら頭なんて張りたくない。」
初めて聞いた、恭雅の本音だった。