【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
紫音は俺の襟元のシャツを両手で掴み、そのまま軽く自分の方へと俺を引き寄せた。
いつもの触れてくるだけのキスとは違う、初めから深い重なりのキス。
さっきの話じゃないけど、たまに見られる大胆な時の紫音を感じて…
ヘタにスイッチの入った俺はその重なりに応えた。
だけど今は学校で、しかも廊下。
先走ってしまった要求に残念な思いが寄せてくる。
俺は紫音の可愛い舌を少し味わったところで、その重なりを自ら解いた。
「失敗した。こんな紫音が見れるんだったら、もうちょっと"あと"に要求すればよかった」
今抱えた思いを隠しもせずに、紫音の肩に額を当てて囁く。
なのに……
『あとでもいっぱいしますよ?』
(…………今何つった?"あとでもいっぱい"?)
(大胆モード継続中?)
ゆっくりと顔を上げて、そう言った紫音をまた見下ろせば…
上目使いに、少し恥ずかしそうにした表情がそこにはあって…それでもその顔にある二つの瞳はまっすぐに俺を見つめてくる。
いつもの触れてくるだけのキスとは違う、初めから深い重なりのキス。
さっきの話じゃないけど、たまに見られる大胆な時の紫音を感じて…
ヘタにスイッチの入った俺はその重なりに応えた。
だけど今は学校で、しかも廊下。
先走ってしまった要求に残念な思いが寄せてくる。
俺は紫音の可愛い舌を少し味わったところで、その重なりを自ら解いた。
「失敗した。こんな紫音が見れるんだったら、もうちょっと"あと"に要求すればよかった」
今抱えた思いを隠しもせずに、紫音の肩に額を当てて囁く。
なのに……
『あとでもいっぱいしますよ?』
(…………今何つった?"あとでもいっぱい"?)
(大胆モード継続中?)
ゆっくりと顔を上げて、そう言った紫音をまた見下ろせば…
上目使いに、少し恥ずかしそうにした表情がそこにはあって…それでもその顔にある二つの瞳はまっすぐに俺を見つめてくる。