【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
プレゼント二つめ~響②
『どうぞ』
紫音が自宅の玄関ドアを開け、プライベート空間の中へと招き入れてくれる。
ここへは初めて来るわけじゃないけど、あまりにも無防備な紫音に、俺は複雑な心境を抱えていた。
ここへ来るまでの途中で、紫音が言ったこと。
『榊さんがお休みなので、私では大したおもてなしも出来ませんが、許して下さいね?』
つまり、完全な二人きり。
いや、それは何度も経験してるけど……
そこじゃなくて……
今日は俺の"18"の誕生日なわけで……
いくら以前に宣言したからといって、二つの内の一つがクリアになった日。
愛しさゆえの暴走に、また理性を総動員するのかと思うと、ちょっと気後れするのが正直なところでもあった。
だけど、
それはそれ。これはこれ。ということで…
複雑さ半面…招いてもらえる喜びの方がそれに勝る?
「おじゃまします」
紫音が自宅の玄関ドアを開け、プライベート空間の中へと招き入れてくれる。
ここへは初めて来るわけじゃないけど、あまりにも無防備な紫音に、俺は複雑な心境を抱えていた。
ここへ来るまでの途中で、紫音が言ったこと。
『榊さんがお休みなので、私では大したおもてなしも出来ませんが、許して下さいね?』
つまり、完全な二人きり。
いや、それは何度も経験してるけど……
そこじゃなくて……
今日は俺の"18"の誕生日なわけで……
いくら以前に宣言したからといって、二つの内の一つがクリアになった日。
愛しさゆえの暴走に、また理性を総動員するのかと思うと、ちょっと気後れするのが正直なところでもあった。
だけど、
それはそれ。これはこれ。ということで…
複雑さ半面…招いてもらえる喜びの方がそれに勝る?
「おじゃまします」