【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
交換~side紫音
白昼夢を見た。
私の中に私がいて……
瞳を閉じている。
不思議に思って近づいたら、同じだけ遠のいて……
私が立ち止まったら、私も止まる。
だから、お互いの間の距離が変わることはなかった。
それならと思い、私が私に話しかけてみても、
それでもその瞳が開くことはなくて……
私は首を傾げた。
あれは…何だったのかな………
「紫音」
ボヤッと教室の窓辺にたたずみ、以前とは変わった景色を眺めていると、
廊下の方から、私を呼ぶ声が耳に届いてきた。
振り返って見た先には、そこのドアに手をかけた煌暉くんが立っていて、
私と目が合うと、何の迷いもなく教室の中に入って来る。
そしてそれに気づいたクラスメートの女子達が、少し浮かれた様子で、煌暉くんを目で追っているのがわかった。
私の中に私がいて……
瞳を閉じている。
不思議に思って近づいたら、同じだけ遠のいて……
私が立ち止まったら、私も止まる。
だから、お互いの間の距離が変わることはなかった。
それならと思い、私が私に話しかけてみても、
それでもその瞳が開くことはなくて……
私は首を傾げた。
あれは…何だったのかな………
「紫音」
ボヤッと教室の窓辺にたたずみ、以前とは変わった景色を眺めていると、
廊下の方から、私を呼ぶ声が耳に届いてきた。
振り返って見た先には、そこのドアに手をかけた煌暉くんが立っていて、
私と目が合うと、何の迷いもなく教室の中に入って来る。
そしてそれに気づいたクラスメートの女子達が、少し浮かれた様子で、煌暉くんを目で追っているのがわかった。