【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
「一先輩、こんにちは」



すれ違いざまに、煌暉くんへ挨拶をするクラスメート。



「おぅ」



それに笑顔で応える煌暉くん。


笑顔を向けられた女子達は、本当に嬉しそうで……



「月瀬さんと同じクラスで良かった」



なんて、私にまで嬉しそうな笑顔で言ってくれる。



だけど…それが……何だろう………


最近モヤモヤするかも……



だから、あんな夢を見るのかな……?






「何、呆けてんの?」



いつの間にか目の前に来ていた煌暉くんが、私の顔を覗き込むようにして屈んでいた。



「「「キャーーッ」」」



と色めいた声に我に返る。



「あ…ヤベっ」



煌暉くんもその声にハッとなったのか、すぐに姿勢を戻して私を見下ろしてきた。


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