【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
Another Story~仙内柊一
一煌暉という男
「一。"タイ"どーした?」
「ん?あるよ」
ほらっ!と言わんばかりに、一は肩にかけている鞄の取っ手の部分を指差して、俺に見せてくる。
「……………」
「?」
「あのな……それは"リボンタイ"。
お前の"ネクタイ"は?」
「紫音と交換した」
「いや……見ればわかるし、それも知ってるから、しばらく見逃してやってたんだけど……
予備だよ。予備!」
「ねぇよ」
(だよな)
「なら、買え」
「やだよ。高けぇじゃん」
「……………」
(ある意味"コレクター"だったろ……)
「そういうことなら、月瀬に返し「買うから!」
俺が言い終える前に、被せて即答した一にフッと笑みが漏れた。
「何だよ?」
「いやぁ…俺も、もうちょっと若かったらな。と思って」
「は?ダメだよ。仙ちゃん」
「ん?あるよ」
ほらっ!と言わんばかりに、一は肩にかけている鞄の取っ手の部分を指差して、俺に見せてくる。
「……………」
「?」
「あのな……それは"リボンタイ"。
お前の"ネクタイ"は?」
「紫音と交換した」
「いや……見ればわかるし、それも知ってるから、しばらく見逃してやってたんだけど……
予備だよ。予備!」
「ねぇよ」
(だよな)
「なら、買え」
「やだよ。高けぇじゃん」
「……………」
(ある意味"コレクター"だったろ……)
「そういうことなら、月瀬に返し「買うから!」
俺が言い終える前に、被せて即答した一にフッと笑みが漏れた。
「何だよ?」
「いやぁ…俺も、もうちょっと若かったらな。と思って」
「は?ダメだよ。仙ちゃん」