【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
『煌暉くんも未成年なのに……』
"あーーそっちもあるか…"
紫音の指摘に、そのことは俺の頭の中には無かったことがわかって、つい笑い声が漏れた。
「ハハッ だな。でもだからダメなんじゃん。俺はそん時知らなかったし」
自分の考えていたことは当然声に出すわけもなく、話を合わせた俺。
『ズルい……』
それでもまだ紫音は“おねだり”に近い反抗をしてくる。
「そんなにベリータルトが好きなのか?」
『ベリータルトじゃなくて、“タルト”が好き』
「そっか。じゃあ俺が今度買ってやる。タルトなら何でもいい?」
『はい。ありがとうございます』
「ん。また一緒に買いに行こうな」
俺の申し出に諦めがついたのか、紫音は嬉しそうに笑って頷いた。
だけど、それと同時に“おねだり”と“甘えた言葉づかい”も終了された。
それが寂しいやら安堵するやらで複雑な心境だったけど、現在(イマ)の俺にはそれが限界でひとまず回避出来たことに安心した。
"あーーそっちもあるか…"
紫音の指摘に、そのことは俺の頭の中には無かったことがわかって、つい笑い声が漏れた。
「ハハッ だな。でもだからダメなんじゃん。俺はそん時知らなかったし」
自分の考えていたことは当然声に出すわけもなく、話を合わせた俺。
『ズルい……』
それでもまだ紫音は“おねだり”に近い反抗をしてくる。
「そんなにベリータルトが好きなのか?」
『ベリータルトじゃなくて、“タルト”が好き』
「そっか。じゃあ俺が今度買ってやる。タルトなら何でもいい?」
『はい。ありがとうございます』
「ん。また一緒に買いに行こうな」
俺の申し出に諦めがついたのか、紫音は嬉しそうに笑って頷いた。
だけど、それと同時に“おねだり”と“甘えた言葉づかい”も終了された。
それが寂しいやら安堵するやらで複雑な心境だったけど、現在(イマ)の俺にはそれが限界でひとまず回避出来たことに安心した。