【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
『煌暉くんって……何者ですか?………ズルい…』
「え!?何で?」
『だって……何でもわかるって………』
「ハハッ 紫音限定だし。だから何でもわかるんじゃなくて、わかりたい。それだけだよ」
そう言ってまた笑みを深めるから、私にちょっとした対抗心が芽生えてきた。
『でも“星つながり”はママと私だけじゃないですよ』
「え?」
『煌暉くんも名前にそれが示されてます。もちろんご自分の名前だからお気づきかもしれませんが……どちらも“かがやく”で私にとって唯一“煌(きら)めく暉(ひかり(光))”ですから』
「………………」
私がそう言うと、煌暉くんは黙って、手のひらでその口元を隠してしまった。そしてゆっくりと瞼を閉じたかと思うと、少し角度の変わった顔でその瞼を開いた。
「ヤバいって……俺が歓喜してどーすんの……」
そう囁く声が聞こえたけど、私はその意味がよくわからなかった。
『煌暉くん?』
「紫音、あとで覚えてろよ」
『へ?』
「今はいい。あとでな」
その言葉の意味もやっぱりよくわからなかったけど、
『煌暉くんありがとう。大好き』
私はさっきの“星つながり”の話が嬉しくて、その気持ちを笑顔にのせて伝えた。
「……マジで覚えてろよ」
だからか、煌暉くんが顔を少し赤らめて、ボソッとまた囁いた。
*
「え!?何で?」
『だって……何でもわかるって………』
「ハハッ 紫音限定だし。だから何でもわかるんじゃなくて、わかりたい。それだけだよ」
そう言ってまた笑みを深めるから、私にちょっとした対抗心が芽生えてきた。
『でも“星つながり”はママと私だけじゃないですよ』
「え?」
『煌暉くんも名前にそれが示されてます。もちろんご自分の名前だからお気づきかもしれませんが……どちらも“かがやく”で私にとって唯一“煌(きら)めく暉(ひかり(光))”ですから』
「………………」
私がそう言うと、煌暉くんは黙って、手のひらでその口元を隠してしまった。そしてゆっくりと瞼を閉じたかと思うと、少し角度の変わった顔でその瞼を開いた。
「ヤバいって……俺が歓喜してどーすんの……」
そう囁く声が聞こえたけど、私はその意味がよくわからなかった。
『煌暉くん?』
「紫音、あとで覚えてろよ」
『へ?』
「今はいい。あとでな」
その言葉の意味もやっぱりよくわからなかったけど、
『煌暉くんありがとう。大好き』
私はさっきの“星つながり”の話が嬉しくて、その気持ちを笑顔にのせて伝えた。
「……マジで覚えてろよ」
だからか、煌暉くんが顔を少し赤らめて、ボソッとまた囁いた。
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