【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
"何なのもぉ……"


だから私はまたむくれた上に、その頬もおもいっきり膨らませた。

「!!」

だからか、煌暉くんの声には出ていなかったけど笑いがピタッと止まって、スッと横に流された視線。

「ヤバい……やりすぎた」

そしてボソッとまた何かをつぶやいた。

『え?何ですか?』

私はちゃんと聞き拾おうと聞き返すけど、

「や……何でもねぇ。………俺の誕生日のことはもういいから、それ開けて?」

何か微妙にかわされた気がしたけど、プレゼントのお礼をまだ言っていなかったことを思い出した私は、そのお礼を言いながら、細長い箱のリボンをほどいた。

『ありがとうございます』
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