【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
『利用?』

その言葉を繰り返されて、ついさっき自分の中で考えていた思惑が、鎮まりつつあったその感情に揺さぶりをかけてきた。

「ぁ……いや……」
『煌暉くん?ちゃんと教えて下さい。約束しましたよね』

それを指摘されて思わず口ごもった俺に、紫音が続けた言葉が俺の感情を丸裸にしようと攻め込んできた。
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