【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
『……私が大丈夫じゃないです』
少しの間のあと紫音が漏らした言葉が聞こえてきて、それだけを聞くと俺をひどく落ち込ませるものだったかもしれない。
だけど、響いた声には涙が混じり、瞳いっぱいに涙を溜めた紫音が俺に抱きついてきた。
『大好き。……ギュッてして下さい』
続けて涙声の囁きが俺に届けられるから、俺はその身体をまた抱きしめた。
「俺の“想い”と“思い”、届いた?」
俺は愛しい存在を胸の中に包み込み、そう問いかければ、
『私にとって煌暉くんは特別な男(ヒト)なんです。
私を血のつながりとは別の、格別な幸せな気持ちで満たしてくれるのも煌暉くんだけです。
だから……私がその日を迎えたら……
その時はちゃんと煌暉くんのモノになりたい。して下さい……』
紫音から快諾の告白が返ってきた。
「放さないからな」
俺は紫音の顎に指をかけ、
抱きしめたままでその顔を上向かせてから、
「愛してる」
と囁いて、優しく触れるだけの“約束”のキスを落とした。
少しの間のあと紫音が漏らした言葉が聞こえてきて、それだけを聞くと俺をひどく落ち込ませるものだったかもしれない。
だけど、響いた声には涙が混じり、瞳いっぱいに涙を溜めた紫音が俺に抱きついてきた。
『大好き。……ギュッてして下さい』
続けて涙声の囁きが俺に届けられるから、俺はその身体をまた抱きしめた。
「俺の“想い”と“思い”、届いた?」
俺は愛しい存在を胸の中に包み込み、そう問いかければ、
『私にとって煌暉くんは特別な男(ヒト)なんです。
私を血のつながりとは別の、格別な幸せな気持ちで満たしてくれるのも煌暉くんだけです。
だから……私がその日を迎えたら……
その時はちゃんと煌暉くんのモノになりたい。して下さい……』
紫音から快諾の告白が返ってきた。
「放さないからな」
俺は紫音の顎に指をかけ、
抱きしめたままでその顔を上向かせてから、
「愛してる」
と囁いて、優しく触れるだけの“約束”のキスを落とした。