【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
『違います』

「「え?」」「え!?」



二人は疑問形。

俺は驚きで聞き返し、



「ちょっと待って。紫音?俺、彼氏じゃねぇの?」



いつまで経っても、相変わらず焦りは芽生えるわけで……



『そうじゃなくて。
"私が"煌暉くんじゃないとダメなんです』

「「………………」」「!!」



その言葉に二人は黙り、俺は舞い上がる。


でも、



『?』



紫音が首を傾げたことで我に返った。



「「タンマ。何…この女(コ)」」



今度も予想のついた二人の反応に…


やっぱり、"血は争えない"。なんて思いながら、



「紫音、それダメ!!」



俺は慌てて制止をかけたけど…



『?』



時、既に遅し。


ますます傾げられた首に、



「見んな!!」



俺は再び胸の中に閉じ込めた。


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