自分にありがとうが言えるように
記憶
1.
「ピチャン」
一滴の雫が僕の目の前に落ちて僕は目が覚めた。
「ここはどこだろう」
辺りは真っ暗闇でほとんど何も見えない。
でもなぜか灯りのついたランプが少し先にあるのがわかった。
僕は不安な気持ちを抱えながらランプに向かって歩きだした。
ランプに向かっている途中不思議な青年が立っていた。
フードを被っていて顔はよく見えない。
見えるのは口だけでそれが怖かった。
僕は青年にここはどこなのかを尋ねた。
「ここはどこですか?」
少しの沈黙の間青年は口を開いた。
「お前は自分が誰なのかわかるか」
この人はなにを言ってるんだろう
不思議な気持ちのまま僕は質問に答えようとした。
「僕は…え?」
ボクハダレ?
頭の中が真っ白になった。
2.
青年は何か言っているが何も聞こえない
「~~~~!」
僕はこのままどうなってしまうのか
薄れゆく意識の中で見たのは青年の素顔と奥に見える黒い泉だった。
「ピチャン」
また雫が落ちて僕は目が覚めた。
青年は姿を消していた。彼は誰なのだろうか。
そして僕は誰なのだろうか…
僕は黒い泉に向かって歩きだした。
「ピチャン」
一滴の雫が僕の目の前に落ちて僕は目が覚めた。
「ここはどこだろう」
辺りは真っ暗闇でほとんど何も見えない。
でもなぜか灯りのついたランプが少し先にあるのがわかった。
僕は不安な気持ちを抱えながらランプに向かって歩きだした。
ランプに向かっている途中不思議な青年が立っていた。
フードを被っていて顔はよく見えない。
見えるのは口だけでそれが怖かった。
僕は青年にここはどこなのかを尋ねた。
「ここはどこですか?」
少しの沈黙の間青年は口を開いた。
「お前は自分が誰なのかわかるか」
この人はなにを言ってるんだろう
不思議な気持ちのまま僕は質問に答えようとした。
「僕は…え?」
ボクハダレ?
頭の中が真っ白になった。
2.
青年は何か言っているが何も聞こえない
「~~~~!」
僕はこのままどうなってしまうのか
薄れゆく意識の中で見たのは青年の素顔と奥に見える黒い泉だった。
「ピチャン」
また雫が落ちて僕は目が覚めた。
青年は姿を消していた。彼は誰なのだろうか。
そして僕は誰なのだろうか…
僕は黒い泉に向かって歩きだした。