台本置場
先輩「そりゃそうだよね。君だって忙しいのに、彼のためにお弁当作ったりユニフォームの解(ほつ)れを縫ったり……。……それなのに理由も言わずさようならなんてあんまりだよね……」
先輩「……泣きたいなら、僕の胸で泣いていいよ……ってごめん、臭いよねこんな台詞。でも、泣きたいなら我慢なんてしないでいいよ。思いきり泣きな?」
先輩「…………よしよし。 よく頑張ったね。……今だけは、僕に甘えてもいいから……ふふ、本当に胸で泣くんだね。『いいって言ったのは先輩ですよ』? そうだね、僕が言ったことだ」
先輩「大丈夫、大丈夫だよ。……辛かったね(額にキス)。もう大丈夫だよ、僕が君を支えてあげる(そう言って次は頬にキス)」
先輩「……初めて君を見た時から、本当はずっと好きだったんだ。なのに君は他の男と一緒になって、僕と付き合った方が絶対に幸せなのに……現に、今だって泣いてるじゃないか」
先輩「だからもう我慢しない。今すぐその声も視線も、全部僕だけのものにする。……ほら、口開けて(深く口付け)っは、…………君の口の中凄く温かいね。触れる度に蕩(とろ)けて……もう止まらないよ(もっと深く口付け、ディープキス)」