ice-cold

冷たいコトバ

わたしは親が死んでから学校に行かなくなった。

…行けなくなってしまった。

どうせ行っても同情とかされるだけ、
わたしは春也だけいてくれればいいの。

「春也…今日も仕事?」

「仕事。」

彼は本当は仕事なんてしていない。
女の人からお金をもらっているのだ。
少なくても5万ほど。

カチャッ

「あ!いってらっしゃい!」

「…」

わかってる。無視されるって…

「あ…ちゃんと食えよ」

「え…うん!わかった」

無視されなかった…嬉しい。大スキ、春也。



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